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鼻水や鼻詰まり…症状が時間帯で変わるのはなぜ?

朝は鼻水サラサラでも午後になると鼻づまり

こんにちは!My Relief事務局です。
鼻の症状による体質判別について先日、投稿したところ、読者の方よりご質問をいただきました。

「朝は鼻水がサラサラ流れるのに、午後になると詰まって固まり鼻もかめなくなってしまう…一日の中で鼻の調子が変わるのはなぜですか?」

時間帯によって、鼻の調子がまるっきり違うーー。
実はこのような方が多いのではないでしょうか。

今回は、この質問に関して東洋医学的に考えていきたいと思います。

活発に動く臓器は2時間ごとの交代制?!

東洋医学には「子午流注」(しごるちゅう)という考え方があります。
「知ってる」「聞いたことがある」という人は東洋医学にかなり精通しているとお見受けします。

「子午」は時刻を意味します。一日24時間を2時間ごとに12の時刻(十二支)に分けたもの。干支と同様に「ね」「うし」「とら」…と続きます。

「流注」は、人体の十二経脈(経絡の主要なもの)の中を巡る「気血」(きけつ)の流れ。

「子午流注」とは、「一日24時間の2時間ごとに、ある特定の内臓が特に活発に働く時間がある」という考え方。
そして、その時間に合ったケアが必要です。

具体的に見てみましょう。

たとえば、午前7〜9時は「胃」(胃経)の時間。消化吸収が最も活発になるので、しっかり朝食を摂るといいとされます。

午前11〜午後1時は「心」(心系)の時間。東洋医学の「心」は、心臓だけでなく、精神や血液の循環も含まれます。「心」を安定させるためにも、軽い休息や昼寝が効果的だとされるのです。

朝に鼻水がサラサラと出るわけは?

東洋医学では、鼻は「肺」とつながる器官とされます。
そのため、肺の気(エネルギー)のバランスが崩れると、鼻に症状が出やすくなります。

肺の時間は朝方の午前3〜5時。
気温が低めで、体がまだ十分に目覚めていない時間帯。
東洋医学では肺を労るため、この時間に深呼吸したり、軽い運動をしたりするといいとされますが、普通は寝ていますよね。

そして肺の機能が弱っていたりバランスが崩れていたりすると、体の防衛力が働きにくくなって、朝方から午前中にかけて水のような鼻水が流れ出やすくなってしまいます。

 

午後になるとどうなるでしょうか。

徐々に体の「陽気」(ようき)が盛んになって、身体が活動モードに入ります。

 

このとき、肺だけでなく新陳代謝に関わる脾(消化器系)の機能が弱っていると、鼻水がスムーズに排出されません。

その結果、時間の経過とともに固まりやすくなっていきます。
これが午後以降の鼻づまりの原因です。

肺が弱っているなら、まず早朝の冷え対策を。まだ朝方は冷えるので首や背中、肺の周辺を冷やさないようにしましょう。

脾が弱っているなら、甘い食べ物、冷たい食べ物を控えて胃腸を整えることが肝心です。

まとめ

鼻の不快感があるといっても、一日の中で症状が変わることは特別なことではありません。
時間帯によって症状が違う人は、「いつ、どんなふうに変わるのか」を見つめ直しましょう。

春から環境が変わった人は特に、今の時期は見えない疲れがたまってくる時期。
今回の「子午流注」に立ち戻れば、午後23〜午前3時の真夜中は「胆系」「肝系」の時間であり、深い良質な睡眠が求められる時間帯です。

しっかり休息を取って、心地よい春の時間を健やかに過ごしましょう。

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